ガミガミ主義(全米ガミガミ屋協会公認)

食べるために生きるのであって、生きるために食べるようにはなりたくない

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父のこと

最終的に斬りつけるか斬りつけないべきか、私はけっこう悩んでいる。
どうしたらいいのか。
こんな時、うちの父だったらどうしただろうと考えてみる。彼はもちろん斬らないと言うだろう。斬ったらおしまいなのだ。

私の性格は父に似ていて、父も精神的ヤクザ性の高い男である。私が子供の頃、父は帰ってくるといつも怒っていた。というか、暴れていた。そしてものすごい、常人にはわからない説教が始まるのだ。ガキの私にはさらにわかるわけがない。説教しながら怒りはさらに高まり、私はなんでこんなことに耐えなければいけないのか、と思って本当にイヤだった。で、最後には必ず言う言葉が、「誰のためにおれがこんな思いをしてると思ってんだ!お前らのために俺はやっているんだ!」だった。これだけはほんとうにいい迷惑だった。

けど、社会に出たら父の言ってたことはわかるようになった。
世の中クソだらけだ。そして会社というものはクソの巣窟、働くということはくだらないことなんである。スジや道理なんかない。要するに、社会は『仁義なき戦い』なんである。
父が今の私の年齢のとき、私は10歳。父としては年齢的に、いちばんきつい時期だっただろう。生き残るか、腐れ外道に消されるか。彼は出世のために納得いかないことをやれるタイプではないだけに、忸怩たるものがあっただろう。そして彼の性格なら、まわりのバカをみんな叩き斬って、おさらばすることはしょっちゅう考えただろう。そして家族さえいなかったら、それが出来ただろう。
そこにもう一つのジレンマがあって、彼のような男は、そうはいってもテレビ局のような特殊な世界以外では生きていけないことも明らかだった。毎日定時に会社に行ったり、用は済んだのにデスクにいることなんか、彼に出来るわけがない。そして本質は、契約書なしの口約束だけで億単位の金が動く世界。で、その契約には「信用」しか存在していない。今はどうだか知らないけど、基本的には、そういうことだ。要するにやくざな稼業なんである。

今、私と父はものすごく仲がいい。私は父の生きざまを尊敬しているし、父も私を理解している。
そんな父から言われるのは「何があっても絶対刀を抜くな」。俺だってそれだけはやらなかった、というのである。
でも父には守るべきものがあった。私にはない。それなら斬ってもいいんじゃないか、と思ったりするのである。私はどうしたらいいのかわからない。
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  1. 2005/09/11(日) 14:48:09|
  2. 独り言ガミガミ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

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  1. 2005/09/11(日) 22:27:11 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

なんだかこの「父のこと」に感動。
父上に感動したのかもしれないけど。
  1. 2005/09/12(月) 00:13:13 |
  2. URL |
  3. 裕美子 #mQop/nM.
  4. [ 編集]

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