ガミガミ主義(全米ガミガミ屋協会公認)

食べるために生きるのであって、生きるために食べるようにはなりたくない

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もうすぐ読了『サンタ・エビータ』

evitas.jpg夕べ1時を過ぎてから、読み出したこの本。面白くて面白くて、止まらない。鳥のさえずりに気づいたら5時を回っていたので、あわてて電気を消した。
その間シマは私のベッドの下で(さすがに昨日はベッドの上にはこなかった)寝ていたが、煌々と明かりがついていたせいで寝苦しいらしく、何度もムニャムニャと寝言をいったり、プハー!とため息をついて寝返りを打ったりしていた。おかげで今日は私もシマも強烈な寝不足だが、この本も残り数十ページなので、今晩中に読了するだろう。・・というより、気になって気になって、読了せずには眠れない。
この本は、死後のエビータことエバ・ペロンをめぐる「小説」の形をとったノン・フィクション。小説だ、と断っておかないと、作家自身にも災いがふりかかるだろうことは、読み進めばすぐにわかることだ。
エバ・ペロンの遺体は、完全な防腐処理を施され、3年間秘密裏に安置されたが、エビータの神話性(と彼女を支持する下層階級の蜂起、および「アルゼンチン=エビータの国」イメージの定着)を恐れる軍上層部はこの遺体を完全抹殺することを計画する。要するに死んだエビータをさらに殺そうとするのだ。しかし、遺体には本物のほかに3体のレプリカがあり・・・
というところで、遺体の「抹殺」義務を負わされた者はしだいに狂気のオブセッションにとりつかれていく。

エバ・ペロンの話でありながら、この本はアルゼンチンという国そのものの説明である。・・・というよりは、エバ・ペロンまわりの一連のこの事実は、南米という土地の特異性、(カトリックとフォークロア、聖性とオカルトめいた俗性、支配者と被支配者、度重なるクーデターや政変などといった)そして南米の中でも群を抜いて異質なアルゼンチンという国の特殊性を象徴していると思った。

私はエビータがファーストレディに昇りつめていく過程にはあまり興味がなく、実際彼女が「民衆の味方」だったか「最悪な強欲女」だったかもどうかもどうでもよいのだが、結局、彼女のような人物が、あのような形で存在しえた土壌、それが受け入れられた土壌、また排除され、蔑まれ、畏れられた土壌そのもの(しかもその土壌は今に続いている)に強烈な好奇心を駆られるのだ。
ラテンアメリカのドロドロした部分てやつですね。

それで、かねてからもう一冊欲しい本があって、それはナイポールの『エバ・ペロンの帰還』なのだが、いまや絶版で入手不可なんである。ナイポールはノーベル文学賞受賞作家であるにもかかわらず、日本では知名度もなければ入手できる翻訳も少ない。

shima.jpg寝不足で不機嫌なシマ。

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  1. 2005/06/26(日) 16:41:51|
  2. 本でガミガミ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

コメント

三井住友の前にしようよ。無料バスの出てるあたり。
12時了解。こっちは白のポロシャツに、チノパンっす。
よろしこ。
  1. 2005/06/27(月) 10:15:46 |
  2. URL |
  3. abuyasu #sqCyeZqA
  4. [ 編集]

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